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カメラをもって庭にでる

昨日からの雨も予報とおり
午後にはあがった

庭にはすてきな宝石がかがやき
このうれしい気持ちにぴったり

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結局いつもと変わらない一日ののち
枕元に塩野七生の本を山のように積んで
いつものように本の世界に浸る

保守派の小説家といわれ
敵も多い塩野七生の本に出会ったのは
今から二十年ほど前
『サロメの乳母の話』だった
視点がとてもおもしろく心にのこった
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当時は七生を「ななお」と読んでいて
男性が書いているのかと思っていた
わたしの高校の化学の教師が素生(もとお)だったからだ                  本屋に行くたび
彼女の本が平積みになっていた
気になりつつも手に取ることはなかった

それが今回
彼女のエッセイを読み始めたら
ちょっとお茶のみ相手としては最高じゃないかと

もちろんわたしは決して彼女のような女は好きじゃない
全く好みも価値観も異なりそうだ
しかし
彼女の書くものが違和感なく読めるのは
彼女は大変頭がいいのだろうが
話を始める前にきちんと言葉の定義をする

しかも自分かってにひとつに決めつけるのではなく
想定される限りに何通りかに分ける

それから自分はこのスタンスに立って
話を進めますよと宣言する

そうか、そういう視点でそういうスタンスで
この事柄を料理するのかと思えば
ちょっと違うんじゃないってことは消えていく

なるほどそういう見方をすればそういう結論がでるよね
と納得してしまうのである
さすが
異文化の海外で生きのびれた知恵ってこれなんだろう
それにしてもやはり彼女の人間を見る目はおもしろい

寝る前の気晴らしにとてもいい
紫綬褒章や文化功労者賞を
いただいている彼女には失礼だが

しかし読むたびに
彼女のような人に日本に来てもらって
仕分けしてもらうのもいいなって

そして
賢い彼女なら
今のわたしの憂鬱を
どんな一刀両断でぶった切ってくれるだろう
と想像するのもたのしい