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著者:マルティネス=メンチェン,アントニオ
 1930年、リナレス(ハエン)生まれ
 マドリードのコンプルテンセ大学で
 法学を学び公務員となるが
 1960年代より詩や小説、評論を発表
 児童文学では、1985年に注目を集めた
 “Fosco”を皮切りに十数点の作品があり
 1993年発表の冒険小説
 “La espada y la rosa”でCCEI賞受賞
 マドリード在住

 


 訳者:宇野 和美
 東京外国語大学スペイン語学科卒業
 1999年より2年半、
 バルセロナ自治大学大学院に留学
 現在、イスパニカ通信添削講座講師
 ミランフ洋書店店長をつとめながら
 スペイン語圏の児童文学・文学の翻訳
 紹介に力を注いでいる


 内戦後まもないスペインを舞台に
 おとなの世界にめざめていく少女の心の中を描く作品。

 地方都市に暮らすティナは、
 宗教コンクールの学校代表に選ばれる

 教師の大きな権威にわたしは異常なものを感じる
 当時のスペインはそんなぐあいだったのだろうか

 まあ、ともかく
 主人公のティナは教師の思いとおりに
 宗教コンクールで優勝すべく課題をこなそうとするが

 ティナの家ではこれまたびっくり
 兄は勉強に専念
 しかし女の子のティナは母親から
 あれこれと家事をいいつけられる

 宗教コンクールの代表に選ばれた日
 近くの魔女と言われている
 ひとり暮らしのおばあさんが死んだ
 

 近所の人の偏見や差別が描かれる
 おばあさんはひっそりとひとりで死に
 墓地に埋められる


 そんな時代のお話だったんだと

 改めて納得

 ところがある日、とてもすてきな男性が
 そのおばあさんを知らないかとティナに……