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花言葉をさがして
 

著者:

ヴァネッサ ディフェンバー
翻訳: 金原 瑞人・

    西田 佳子

 

 



ヴィクトリア・ジョーンズは火事の夢ばかり見る。夢の中ではいつも10歳の少女のまま。生まれてすぐに母親に捨てられたヴィクトリアは無愛想で怒りっぽく、何人もの里親のもとを転々と。心を閉ざした彼女が唯一信じたのは、9歳の時の里親エリザベスが教えてくれた「花言葉」。18歳の誕生日の朝、養護施設をでたヴィクトリアは、仕事を見つけて自立するまでの3ヶ月だけいられる<家>でも無為にすごした。ただ自分だけの自由な空間と時間を花を育てることだけに没頭した。しかし3ヶ月はあっという間に過ぎた。表玄関では保護司にあたる女性が、彼女が出てくるのを待っていたが、ヴィクトリアは裏口から出て、その日から公園の茂みで眠る生活は始まった。しかし夜の公園は安全ではなかった。髪に枯れ草をつけ、体中に持っている衣装をつけた乞食同然のヴィクトリアは・・・お腹をすかせ、街をうろついた。そこで出会った街の小さな花屋『ブルーム』。「花のことなら何かできるかもしれない」と直感し、ブーケを作って自分を売り込み、ラッキーなことにその店で働かせてもらえることに。ヴィクトリアはお客が何を求めているかを察し、美しい花束を作って人々をしあわせにできた。その腕はたちまち評判になり、希望に満ちた生活を手にするかに思えたのだが…。傷ついた心の渇望が。。。。。