駆けぬけてテッサ!

 

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K.M.ペイトン (著)
山内 智恵子 (著)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼いころから馬と一緒に暮らしてきた少女テッサ。両親が離婚したせいで、故郷アイルランドから英国にやってきたテッサは、大好きだった馬のアカリと無理やり引き離されて悲しみのどんぞこに突き落とされたあげく、母親の再婚相手の残虐さに憤り、自分の居場所を見つけられずに殻に閉じこもってしまう。だが、無理やり働きに出された厩舎で、思いがけずアカリの子馬「ピエロ」と再会すると、テッサの頑なな心に一筋の希望が生まれたのだった。―ピエロに騎乗して、イギリス最大の障害レース「グランド・ナショナル」に出たい。私は騎手になる。それが私の夢…だが、炎のような気性をしたテッサは、残虐な義父のやり口に腹をたてるあまり、刃物を手に…


一頭の馬にすべてを賭ける少女の一途さをあざやかに描きだす、感動の青春小説


原題は「BLIND BEAUTY]
素直に訳すと「盲目の美(人)」


『駆け抜けて、テッサ!(BLIND BEAUTY)』は
著者K.M.ペイトンが70歳のときの作品

K.M.ペイトンは
1929年の英国生まれの作家
1969年
『雲のはて:フランバーズ屋敷のひとびと2』
でカーネギー賞を
『愛の旅たち:フランバーズ屋敷のひとびと1』
のシリーズで
1970年にガーディアン賞を受賞

わたしは30年ほど前
この「フランバーズ屋敷のひとびと」
全4巻を無我夢中で読んだ

実にお話の展開がおもしろくて
わくわくしてそれからどうなるのかな
と、徹夜してしまったものだ

そして幼い日
どんなに児童書がたのしかったのか
遠い日の興奮を呼び覚ましてくれた本でもある

それからわたしは大人の本よりも
こうした児童書が大好きになった

そういう意味では
「フランバーズ屋敷のひとびと」は
懐かしくていとおしくて
なんともいえない気持ちにさせてくれる

野の花図書室にもこのシリーズを入れたっけ
でも今はもう絶版
こんな名作が・・・


その「ペイトン」さんの本に
学校の図書室で再び出会った

そしてこれを読んだ日々は
わくわくする感動の日々

物語の楽しさを味わいたい人には
是非お勧めしてみたい

わたしは馬のことはよく知らなかった
しかしこの本を読んでほんとうに
馬ってそうなんだろうか

今度馬をそんな風に観察する
機会があればなあ
と思い始めている