わたしの人生でいつも脳裏を離れなかったのは「核の問題」

しかしいつの間にか わたしの口は閉じたままになっていた

 

2011年3月11日  フクシマのあの大事故がおき

日本の半分近くが放射能で汚染される事態になったとき

わたしは自分を責めた

 

一体わたしは何十年もなにをしてきたのだろう

わたしにはわからないこと  知らないことが

山のようにあることにはじめて気づいた

なんとイマジネーションの欠如

自分を恥じて一時は精神がおかしくなっていた

 

現実逃避だ

見なければいい と言って目をふさぎ

耳を押さえていても  現実は変わらない

 

その現実をわたしだけならいい

幼い子どもたちがこれから生き抜かねばならない

しかも差別構造の上に成り立っている原発と共存しながら

わたしが目と耳を塞いでいては

この構造を認め補強してゆくだけになる

 

わたしは自分の無知と愚かさをむき出しにやれることをやろう

今のわたしにできることを精一杯やって自分をゆるそうと思う